今回、ヨーロッパ研修に参加させて頂き、自分自身にとって貴重な経験をさせて頂いた事と共に改めてこれからの事を見直せた二週間になりました。

このような機会をつくって下さったＺＥＬＥの皆様、引率して下さった渋井社長、河井さん、前さん、尾崎先生のご協力もあり、枠を超えた体験と思い出を作ることが出来ました。私にとって今回のヨーロッパ研修はとても心待ちにしていた機会でした。

それは海外でのプロのモデルさんとプロのカメラマンさんと作品撮りが出来る事であり、中々無い経験になると思いました。ミラノでの撮影は今まで準備してきた事を活かしてやれれば大丈夫と自分に言い聞かせて、メイクをさせて頂きました。

外人のメイクは初めてさせて頂いて学ぶ事が多くありました。肌の質感、肌色の違い、凹凸がはっきりしている事、金色の産毛が生えていて、ファンデーションが密着しにくい事、やりながら驚きと焦りも感じましたが、こういう時こそ冷静になろうと気持ちを持てました。私だけの思いだけでは、作り上げられなかったと実感させられました。

ひとつの作品を作り上げるのにイメージの共有と同じ方向を目指して作っていくのは難しい事だと実感しました。

一人だけの仕事になってしまうと上手くはいかず、バランスがうまく取れてこそ、良いものが出来てくるものだと学ぶ事が出来ました。

また、今回ヨーロッパの観光で訪れた地域全てが歴史を感じさせる場所ばかりで刺激を受け、毎日が高揚感でいっぱいでした。

イタリアではミラノ、ヴェローナ、フィレンツェ、ヴェネチア、ローマとフランスはパリに行かせて頂きました。ミラノでドュオモを見た時は柱から頂上までに彫られている彫刻の細かさに圧倒させられました。内部もステンドガラスが何面にも広がり奥行きがあって神秘的な空間でゴシック建築に感動を覚えました。

フィレンツェは芸術が根深い町もあり、ドュオモの周辺を歩いていると石畳の地面に絵を描いてる人の光景を何度も目にしました。アカデミア美術館でしか見られない

ダヴィデ像の大きさと貫禄は圧巻させられました。買い物が充実していて、ハイブランドからお手頃に買える物まであり、とても楽しめました。

ヴェネチアでは街中に細かい経路をゴンドラで行き来していて、どこに行っても絶景ポイントばかりでした。夕日が沈むヴェネチアは優美な光景で感動しました。

フィレンツェに戻って尾崎先生との最後の食事会の中で、撮影に臨むにあたっての経験談や美容に対しての意識を教えて頂き、考えさせられることばかりでした。

一日一日があっという間に思えました。ローマではバチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の天井と壁全面に広がる壁画は物語として繋がっていてじっくりと見入って

しまいました。ローマの街並みは古代ローマ時代の遺跡がいたる箇所に残っていて時間が止まっているかのように思えました。

フランスのパリでは雰囲気もがらりと変わり、凱旋門に通じているシャンゼリゼ大通りは洋服からヘアスタイル、メイクまで個性がある人達が多く、お洒落な雰囲気が感じられました。

セーヌ河川にオルセー美術館、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔があり、著名人の絵画を多く、パリで見ることができとても堪能できました。

ジベルニーにあるモネの庭に長時間かけて行き、着いてからの彩られた庭園は絵画そのものに見え感動しました。

この二週間の間で色々な人達と行動し、話しができて楽しい時間を共有できた事もヨーロッパ研修に行けてとても良かった事でした。

これからもこの経験を糧にしてまたヨーロッパに行けるように頑張ります！