今回、ヨーロッパ研修に行かせて頂き、私はたくさんの事を学べました。

ヨーロッパ圏に訪れるのは私自身初めての事で、研修で過ごした２週間の全てが新鮮かつ緊張する毎日でした。イタリアもフランスも建造物の作りが日本と違うので、街を歩くだけで景色と空気が違いました。ヨーロッパの国では私たち日本人が外国人であり、その国の文化とルールに合わせて15日間過ごすことで、日本と全く違う思想や価値観を肌で感じることができました。街では公衆トイレに入るだけでも料金が発生したり、チップがあったり、飲食店ではお水も有料であったり、その国での当たり前を目の当たりにする事で、逆に日本の良さを今一度知ることもできました。

撮影では、そんな異国の空気の中で、外国で活躍されるモデルさんとカメラマンさんと一緒に一つの作品を作るという時間は自分にとってかけがえのない経験になりました。

研修として2週間もの時間をヨーロッパで過ごすという事実は、自分が担当するお客様にとってもプラスになると考えています。いつも自分の髪を切っている美容師さんが海外でも学んだ経験をしている事を知ると、私がお客様だったらすごいと思える自慢の担当者であると同時に、期待も膨らむと思います。

このような時間を頂けたのも、社長の了承を頂き、自店のスタッフの協力あって得られた経験です。ですので、せっかく頂いた時間を無駄にすることなく、今日の営業から自分に関わる全てのお客様にしっかりと伝え、ヨーロッパで研修をしたというスキルをしっかりとアピールをし、自分だけでなくお店の質を上げていきます。

日本が平和な国であるという分、怖い経験もしました。スタッフで一人、地下鉄で財布をすられた方もいました。自分も実際にジプシーに遭遇しました。道に迷ったり、少し体調を崩すスタッフもいました。ですが自分を含め全員が無事に日本に帰国できたのは、渋井代表、河井さん、前さん、尾崎先生、そして共に研修をした周りのスタッフの支えがあって乗り越えられた事だと思います。

自宅へ帰り、ヨーロッパでの写真を見返すと、みんな楽しそうに笑った写真ばかりでした。一社一人で参加させて頂いた自分が、年齢もキャリアもバラバラな23人のスタッフと同じ景色の中で素敵な思い出を作れた事を誇りに思い、ゼルネットワークの輪に感謝して、これからも日々精進して参ります。そして今後の後輩の皆さんには全力で海外研修の参加を推奨していこうと思います。

15日間、本当にありがとうございました。