株式会社コア 佐藤涼

今回のヨーロッパ研修では、実際私が思っていた以上に刺激的な場所で2週間という長いように思えていましたがあっというまの時間になりました。
普段働きながらこのような貴重な時間をいただくことなどあまりないと思いますが出させてくれたみなさんに、感謝しております。
ヨーロッパ研修では学ぶことが多くあり、今後の美容人生で活かせたらと感じます。
まず一つ目はいままではテレビでしか見たことがない場所に実際に自分の足で行き本物を観れたことで世界観が広がりました。美術館は日本でもいくつかあり、行ったことがありますがスケールの違いや行って見なきゃわからない迫力ある石像がたくさんありました。
特に感動したのはダビデ像でした。体の細かいところを石を削って表現し、いまにも動きそうでした。石という無機物な物があんなに柔らかく見え、筋肉の筋が再現されていました。私達の仕事も共感できるとこがあり、物作りではないですが中途半端でこのくらいでいいかで終わらせてしまうとそれを見た時にそれ以上もなくただの石像。お客様のスタイルを作るにあたりそれがリンクしており、自分がこれくらいでいいかなど思ってしまうとスタイルを作るではなく、ただ髪が短くなり、スタイルが前と変わっただけでそこまでの感動は起きないと感じました。
二つ目は撮影です。撮影では事前準備が大切でその場でモデルに合わせる時間などほぼ皆無でした。私はなんとかなるだろうという思いで挑んでいたところがあり、100パーセント自分がしたいスタイルにする事が出来ませんでした。日本人のお客様と骨格から違い、スタイル全体を近い距離でしかみていませんでした。そのモデルに全て合わせた時に、第三者がみてもテーマはこれなのね、分かるわ!という作品、説明なしでもモデルのバックストーリーまで伝わる作品を作る難しさを改めて実感しました。
撮影で尾崎先生にご指導頂いた言葉が撮影終えた後に気づく事ができました。
撮影の厳しさというものや、写真一枚から観る相手に伝わる世界観をどう表現するかの難しさを勉強できました。
三つ目は普段会社内だけでしかない繋がりが広がったことです。同じキャリアの方達の話を聞いたりお互いの悩みなど話せたことや、私自身もっと頑張らなきゃいけないとモチベーションが上がりました。
他にも沢山学ばせて頂いたことがありますが大きく分けさせていただきこの三つの事が私自身の人生で貴重な経験になりました。ヨーロッパ研修で様々なところに行き、観たり、触れたりした事は直接私達の仕事に通じるところが考え方や見方によって沢山ありました。引率してくれた方、忙しい中私をヨーロッパに行かせて頂いた方、お店のスタッフに感謝し、さらに飛躍して行けるように努めて参ります。